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◆幻想水滸伝(パーシヴァル中心に全シリーズ)をメインとした趣味の二次創作・固定ヒロイン夢小説を扱ったブログです◆各版権元製作企業・関連会社とは一切関係ございませんが著作権は筆者さやなにあります◆
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さやな

Author:さやな
寒いと生きていけないと言いつつ
我が家は恐ろしく寒い
ということは実は寒さに強いのかもしれません

モノ書きするくせに筆不精な自分が歯がゆい今日この頃

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【 例えば君のいない世界 】

エッジめ~!!!接続切れていたこと気づかなかった。。。
一回打ったのですが打ち直しです(涙)

随分と3に関して語ってしまったのですが消えてしまったので日記で語りなおしますです。


第一弾はフッチ君と愛すべきネガティブ君ルックのお話。
決戦前後のフッチの心境。シリアスです。

3に関してはフッチ視点でないと恐らくあたしはルックに優しく出来ない。
【例えば君のいない世界】


 眠れない夜、必ず思い出すことがある。
 …君のあの顔。
 あの頃の僕は、君のホントの気持ちなんてこれっぽっちもわかってなかった。
 ただ君の寝顔があまりにも可愛かったから、思わず吐いて出た言葉。
 あの頃の僕は君が居なくなるなんて思わなかったから。
 ひとつの大きな出会いと別れを経て後、出会いと別れが多すぎてその喜びは知ろうともその悲しみを知らなかった。

「まるでこの世のものじゃないみたいだな…」
 ぽつりとつぶやいた瞬間、男のクセに女の子みたいに長いまつげが揺れて眉間に皴が寄った。起こしてしまったかと一瞬あせるが眼を開く気配はなく安心した。
 夜、よく眠れないらしい。
 日課のように休憩時間にはここへ着て昼寝をしていく。時間になるとぱっと起きてまた仕事に戻っていく。途中で起こそうものなら大変険悪で…というかいつもこいつは険悪な顔をしているが…機嫌悪いことこの上ない。
 嫌な夢でも見ているのだろうか。
「聞こえてたよ」
 彼がそう言ったのは目を開いてから随分経ってからだった。
 苦しそうな彼の寝顔が嫌に心配でしばらく様子を見ていたが、何故か罪悪感に駆られて眼をそらした。それでも気になってちらっと彼を見遣ると、彼は、その大きな眼を見開いて虚ろに宙を見つめていた。
 焦点が合ってないわけじゃない。
 どこかずっと遠くに君は何を見ていたの?
 時はこんなにも速く流れていくのに君の時間はいったいどこで止まっているの?
 その姿はいっそう彼から人間味を奪い、僕は先ほどの自分の一言を悔いた。言ってはいけないことを言った気分。見ては行けないモノを見てしまった気分。やはり僕はまたすぐに眼をそらした。
 彼が口を開いたのはそれからしばらくしてだ。
 いつものように感情の篭らない冷たい一言。
 背徳的とは、今だから言えることで、当時は冷酷としか感じていなかった彼の性格。もちろんそれを悪いというつもりはない。彼は彼だから。じゃなかったら一緒になんか居るはずもない。
 ただ、もう少し彼のことを知ろうとすれば良かったと思う。嫌がるのは十分承知で。嫌われるのも十分承知の上で。
 それでも一緒に居られればそれは真の友といえるだろう?
「ルックって本当に女の子みたいな顔だなぁと思ってさ」
 怒られるの覚悟で咄嗟に言い訳をした。そもそも、どうしてあんなことを口走ったかなんて僕自身よくわからない。彼の中で女イコールか弱いという図式でもあるのだろうか。案の定大きな眼に一杯の冷ややかさを浮かべて睨みつけてきた。男相手に欲情するなといわんばかりに。毛頭そんなつもりはない。
「もうここでは寝ないよ」
 そういい残すとさっさと自分の定位置へと戻って行った。
 もう来ないと言いながら次の日も次の日も彼はやっぱりここに来て、ここが一番落ち着くとか何とか言って昼寝をしていった。デュナン統一戦争が終わるその日まで毎日。しかし彼のあんな顔を見たのはその時以来だった。

 君は自分が作り物だみたいな言い草をしていたけれど、別にそんなこといいじゃないか。紋章を入れておく器だっけ?
 紋章のために生かされているだけだとしても心があるじゃない。君の中にある拭い切れない憂いを癒すために僕が居るのに。どうしてそんな悲しい決断をしてしまったの?僕だけじゃない。今の君の周りにだって君を想う大切な人たちがいるだろう。
 君が誤った道を選ぶならば僕は臆せずそれを阻止しよう。それが友への餞。そしてあの時何もわからなかった自分への戒め。僕と君は友達だろう。だから僕は身を挺して友の幸せを切り開こう。
 眠れない夜は、半分はブラックを想って。後半分はルック、君のせいだよ。
 蒸し暑い夜、窓を開けて寝れば君を感じる。生ぬるい風。溢れた混沌。
 そんな嫌悪感を身にまとうと嫌なことを想像してしまう。
 たとえば君が居ない世界。
 僕はどうしていただろう。
 ブラックをなくした悲しみをどうやって乗り越えていただろう。
 風が吹くたび涙が頬を伝っていたかもしれない。
 それはきっと虚ろな世界…。
 百歩譲って君が作り物だということを認めたとするよ。
 それでも僕には君が必要だった。
 
 ねぇ、そうだろう?






*******

読んでくださってありがとうございました!
漫画とゲーム本編が頭の中でぐちゃぐちゃなことになっているのに最近気づきました。
漫画で一気にフッチ株が上がりました。そんな時に思いついた話です。
ビクフリといい腐れ縁は素敵だと思います。
破壊者一行には客観的な見方しか出来ないのですがフッチとルックとなるとやはりねぇ。。。
3やるまでに何度1と2をプレイしたことか!
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