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◆幻想水滸伝(パーシヴァル中心に全シリーズ)をメインとした趣味の二次創作・固定ヒロイン夢小説を扱ったブログです◆各版権元製作企業・関連会社とは一切関係ございませんが著作権は筆者さやなにあります◆
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さやな

Author:さやな
寒いと生きていけないと言いつつ
我が家は恐ろしく寒い
ということは実は寒さに強いのかもしれません

モノ書きするくせに筆不精な自分が歯がゆい今日この頃

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【 かわいいひと 】

放置していたのにしれっと更新。

パーシィではなく2のシュウ夢です。
これが夢ものと言って良いのかどうか不明ですが。三人称、名前無しなので。



   何があっても私は貴方の傍にいる。
   それが私の望みだから。
   あなたの憂いは私の憂い。


【 かわいいひと 】

 
 緩やかに時は流れた。忙しない時勢の中で彼の隣に居ると何故か時はゆっくり動いた。このまま時が止まってしまえば良いのにと何度も思った。このまま止まってしまえば彼の憂いも止まると思った。彼はいつまでそうしているのだろうと疑問にこそ思えどそれが彼だからそれで良いとも思った。
 傍に居るから。何があっても傍に居るから。
 私だけは知っているから。
 私だけはそれを垣間見ることを許されたから。
 だからきっと大丈夫だと思った。
 別に私でなくても良いのかもしれない。けれども。私がそこに居たいと思った。


 夜も更けようという時間、その部屋には必ず明かりが灯っていた。訪れた人物に仮眠を取ると告げるとシュウは彼女の肩に頭を預ける。つい先刻のことだった。彼女の前に彼の部屋へ訪れた人物に彼はカードを一枚引かせた。弱音を吐いた妹弟子に彼は運命を委ねた。明日、全てが決まる。それは覆すことの出来ない必然で打てる手は全て打った。彼は確実な手しか打たない。それでも、生まれるこの憂いはどういうわけか。眠りに着くまでの数秒の間に頭を過ぎった想いに決別は出来なかった。
 そんな彼の心境を余所に彼女はある決意をした。
「あなたの憂いは私の憂いだから……」
 彼女の呟きは彼にはもう届いていなかった。
 半刻で起こせと言いながらいつだって彼女が起こす前に彼は必ず起きてしまう。そんなことを忘れるくらいにその時彼女は物思いに耽っていた。肩に凭れたシュウの頭をそっと起こし抱きしめていた。時機に彼が起きてしまうことはすっかり失念していた。ただただ抱きしめていたいと思った。彼がここに在ることを確かめるために。自分がここに居ることを確かめるように。
「馬鹿だな……」
 自分の胸の内から聞こえたくぐもった声に彼女ははっとして彼を放した。罰の悪さにとっさに視線を逸らすが宙に浮いていた手が瞬時に引かれた。反動で体ごとシュウ目の前へ引き込まれる。一寸あるのかもわからないほどの至近距離で目が合う。その目は悪戯に笑っていた。
「置いて行くわけないだろ。安心しろ。俺はいつまでもお前の横に居るから」
 甘い言葉は好まないはずの彼から出たその言葉は逆に不安を煽るように優しい。
「言ったわね」
 震える声とは裏腹にその表情は挑戦的な色を醸していた。
「私は、」
 そういった後一息に息を吸い込むと彼女は凛とした声で続ける。
「何があっても貴方の傍に居続けてやる」
「望むところだ」
 彼女の挑戦状をあっさりと受け取ったシュウは翌日その意味を思い知るのだった。炎の燃え上がる瞬間軽く触れた唇が全てを語った。決して離さないと全力でしがみ付く彼女の小さな手に真実を見た。

――私のかわいい人。決して独りになんてしてやるものか。
 ここが私の居場所だから。






*******


ビクトールのほかにももう一人くらい気づいてくれた人が居たらいいなぁと思いました。
そのもう一人というのはプレイヤーである自分なのだけれど。
やり方は違うけれどそんな風に思ってくれてる恋人が彼に居たらいいなぁ。
シュウさん好きです。一見ドSだから(笑)
パークリがメインのはずなのに夢ものにどっぷり嵌って抜け出せません。
CPものでもパラレルとかオリ設定とかたまりません。


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