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◆幻想水滸伝(パーシヴァル中心に全シリーズ)をメインとした趣味の二次創作・固定ヒロイン夢小説を扱ったブログです◆各版権元製作企業・関連会社とは一切関係ございませんが著作権は筆者さやなにあります◆
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さやな

Author:さやな
寒いと生きていけないと言いつつ
我が家は恐ろしく寒い
ということは実は寒さに強いのかもしれません

モノ書きするくせに筆不精な自分が歯がゆい今日この頃

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人見知りですが来る者拒まず!
自分からなかなか入っていけない臆病者。。。


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幻想水滸伝パーシヴァル夢 【 colors( 6 ) 】

久々の絵描きヒロイン。



――貴方の心の平穏を少しでも守れたならあたしは幸せなのだ



【 colors ( 1 ) 】【 colors ( 2 ) 】【 colors ( 3 ) 】【 colors ( 4 ) 】【 colors( 5 ) 】








【 colors(6) 】
















 あたしはたまに地方へスケッチの旅に出る。といってもここ数年は遠くまで出かけることはままならず、もっぱらゼクセンとグラスランドの景色を描いて回っていた。そんな出先でグラスランドとの紛争が激化しつつあるらしいと耳にした。とはいえ、滞在していた村も平和そのもので戦況の判断は全く出来ない。通行禁止なんて事になってからではまずいと思い早々に旅を切り上げゼクセンへ戻ることにした。
 激化といってもそこまで厳戒態勢は未だ取られていないようで安心した。相変わらずブラス城下は色んな種族の人々で賑わっていたしもちろん行商に訪れているグラスランドの民もたくさん見受けられた。
 それと引き換え久々に会った恋人は随分渋い顔をして見せた。
「忙しそうねぇ」
「まぁ、な。まだこれでも序の口だよ…」
 ごろんとベッドに寝転がりながらパーシヴァルは苦々しく言った。なんだか考え込んでる様子のパーシヴァルは飄々としている振りして放っておくとぐるぐるぐるぐる途方も無く考え込んじゃう癖がある。
 あたしは手にしたカップを脇のテーブルに置いて彼の隣に腰を下ろした。言葉をかけるよりもそっとして置いてあげようと思った。
 突然腰に手が回されてぐっと後ろへ引っ張られる。そのままあたしはベッドに倒れこみ頭を壁にぶつけた。文句でも言ってやろうかと思ったけれどそれが出来なかった。ぎゅっとあたしを抱きしめるその手が苦しげで…。
 暫くこうしていてあげよう。
 そっと彼のほうへ向きを変えて体勢を整えると頭を抱きしめて優しく彼の髪を撫で続けた。
「そんな貴方も好きよ…」
 なんで今そんなことを言ってしまったのだろうか?
 何故か口から零れ落ちた言葉…。
しまった!と思い殊更抱きしめていた腕に力を込めた。言ってしまった自分に驚き一気に顔がかっと熱くなる。恥ずかしくて赤くなってるこの顔を見せてたまるものか。しかし行為は無駄に終わりあっさりと彼はあたしの腕を解いてしまった。
 起き上がりあたしの顔を覗き込んだ彼の表情はすっきりとしていてそうしてさらに意地の悪い笑みを浮かべるのだ。咄嗟に顔を背けてしまった。
「もう一回言って」
 嫌な予感的中…。
「君がそんなこと言うの初めて聞いたもんな」
 茶化すようにそう言うと彼は楽しそうにくくくっと咽喉を鳴らす。
「嫌よ。勿体無い」
「減るもんじゃないだろうよ」
 どれくらい押し問答を繰り返しただろうか。互いに引き下がらずそうしているうちに言葉は途切れてひたすら無駄な睨み合いが続く。
 あんな恥ずかしいこと何度も何度も言えるものか。そんなあたしの心内とは裏腹に彼は挑戦的な瞳をこちらに向ける。絶対に言うものか。
「減るわよ」
 そう言ったあたしの口の端がにやりと上がっていたのを彼は気づいていない。
あたしは無造作に彼の頭をかき混ぜた。思いもよらなかったあたしの行動に彼が動揺しているその隙に。
 そっと唇を重ね合わせた。
 珍しく面食らっているパーシヴァルが可愛くて誇らしげに笑いかけた。
 貴方の心の平穏を少しでも守れたならあたしは幸せなのだ。
 どうか、こんな穏やかな時間がずっと続きますようにと。変化し始めた情勢など余所にそう願った。















*******

読んでくださってありがとうございます!

推敲するたびに恥ずかしくなる話です。
こそばゆい。。。
でもこれが書きたかったんです。
これが書きたいためだけの回なので短いのです。。。

時系列に沿ってオムニバス的にまだまだのんびり続きます。
こっちがなかなか進まないのはヒロインの名前を出さずに進めたいが為だったりします。
ネーミングセンスが皆無なので人名・固有名詞を考えるのが苦手です。
故に人名のストックも少なかったり……。
未だMYパソの中でのみ生きているオリジナル作品の登場人物は大抵使いまわしだったり。
抱き枕のヒロインの苗字とか、ホント何度見ても自分で溜息を……。
他の夢サイト様の小説読みに行っても名無しにならない限り決して名前変換をしないあたし(笑)

よろしければ引き続きお付き合いください。
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